ドラえもんが生まれたら、もう人間はいらなくなる……のかもしれない。

決して歓迎するわけじゃないけど、そう遠くない内に必ず訪れるであろう未来予想図の話。テクノロジーの進化は、便利になると同時に、怖い。

 

 

この話は、別にラリー・ペイジが言い出したわけでもなくて、世界の著名人で同じようなことを言ってる人がたくさんいる。ただ、そーいう世界を促進するテクノロジーを追求し続ける筆頭であるGoogleのCEOが言うと、余計リアリティが増す。

 

「ジョブレス・リカバリー」

 

なんてことが言われるようになって久しい。そして、その傾向は今もどんどん進んでる。テクノロジーは進化して、便利になる。「できないこと」はどんどん減ってゆく。

 

ただ、テクノロジーによって「できないこと」が「できる」ようになっても、実際にそれを実行するのは「人」じゃなくて「機械やコンピュータ」であることがほとんどだ。最近は、医療現場ですら、ロボットの活躍の場が増えてる。外科手術をロボットがやる時代ですよ。

 

そんな動きは、今後さらに加速度的に広がっていくだろうことは、想像に難くない。ラリー・ペイジが言うまでもなく、今ある仕事の多くは、「わざわざ人がやらなくてもいい仕事」になってしまう。

 

するとほとんどの人は、今のままではやれる仕事がなくなってしまう。必然的に、貧富の二極化もさらに進んでいく。それはもう避けられない。

 

 

じゃあ、どーすんの?

 

 

そりゃ当然「人にしかできないこと」をやるしかない。たとえば芸術活動なんかは、わかりやすい例かもしれない。

 

どれだけ高い「技術」で絵を描いたところで、単なる機械が生み出した色の集合に「魂」はこもらない。機械的に「作られたもの」に、人の心を揺さぶる力はない。

 

だからこそ、人が「魂」をこめて「創ったもの」には価値がある。

 

自我も、感情も、学習機能も持ったロボット>人間?

 

・・・とは言っても、いずれ豊かな自我や感情を持ったAIロボット、それこそドラえもんのようなロボットが生まれたとしたら、芸術活動すら、ロボットが中心になる可能性も否めない。

 

そしたら、どーなるんだろう?もう「人間の存在価値」って、なくなるんだろうか?

 

仮にドラえもんとドラミちゃん兄妹のように、全く合理性がない「家族の情愛」すら、ロボットが理解できるとしたら……

 

もう「人間」と「ロボット」の違いなんて、見た目以外ほとんどなくなるのかもしれない。いや、見た目すら、人間と酷似したアンドロイドも出てくるだろう。

 

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あー怖い怖い。まぁ今そこまで考えても仕方ないし、結局のところ人は、今の自分にできることをやるしかないんだけど。

 

さすがに、僕が生きてる間(あと40~50年間)にそこまでテクノロジーが進化するとは考えにくい(と思ってる)けど、「絶対ない」とも言えない。科学なんて、いつどこで「飛躍」が起こるかわからんし。

 

 

ただ少なくとも、あっさりロボットに取って代わられるような、機械のパーツのような人間でいたくないのだけは確かだな。そのためには、もっと創造性のある仕事を、主体的にやっていかないと(生み出していかないと)あきまへんね。

 

そのためには、もっといろんな世界を見て、未体験を体験して、自分の引き出しを増やすしかない。新しいことをやるのに、躊躇してる暇なんてない。とりあえず自転車で日本一周でもやってみるか(割とマジでw)。