【乃木坂46 真夏の全国ツアー2015】に行ってきた!可愛い女の子が頑張る姿はそれだけで正義だ!
昨日、友人に誘われ、乃木坂46のツアーに行ってきた。場所は行き慣れた大阪城ホール。ここは音響が素晴らしくいいんだよね。
ただ、乃木坂46のことはほとんど、曲のことも、メンバーの名前すらもろくに知らずに行った。知ってたことといえば、白石麻衣が綺麗すぎるってことくらい。
なので、楽しめるかどうかちょっと不安もあったんだけど……全く問題なかった。予想以上に楽しい時間だった。まぁ歌の方はやっぱりほぼわからなかったけど(苦笑)でも、普通にいい曲もいっぱいあった。
可愛い女の子が頑張ってる姿を応援したくなるのは男の性
まずね、乃木坂46のメンバーのビジュアルレベルが想像以上に高いことにビックリした。有名どころの白石麻衣や、橋本奈々未は当然のこと、名前も知らなかった子たちも、かなり可愛いor美人さんぞろい。
そんな女の子たちが、ステージ上で一生懸命頑張っている。ファンのことを心から考え、楽しませようと必死になってくれている。今まさに、命を燃やしている。
そんな姿を見たらね…もう応援したくなるに決まってますよ。思わず涙腺も緩んじゃいますよ。もうね、男ってそーいう生き物なんだよ(笑)
西野七瀬が人気No.1であるワケ
ところで、ライブに誘ってくれた友人は西野七瀬の大ファンです。で、僕は結構前から西野七瀬の良さをよく聞かされていたんだけど、正直そのときはよくわからなかった。
ビジュアルはもちろん悪くはない(一般レベルで見ればかなり可愛い)けど、乃木坂の中では平均レベル(じゃない?)。トークも並。歌もそこそこ。でも、ひとたび握手会が行われれば、常に最初に枠が埋まり、グッズ売上も断トツという人気No.1の子だという。
「なんで…?」とずっと思っていたんだけど、昨日のライブでずっと彼女を観察していて、そのワケがわかった気がします。(あくまで僕目線での話だけど)
彼女はまず、カメラに抜かれたときの表情や身ぶりのクオリティが半端ない。無理して表情を作ってるでもなく、カメラに抜かれた瞬間に、ごく「自然に目を引く」表情が出来ている。
あれはもうほとんど「素」なのでしょうね。表情、たとえば笑顔の魅せ方、顔の角度、動きの質、タイミング。全てが「THE アイドル」って感じだった。
「なるほど。こりゃ人気出るわ。」って素直に思いましたね。アイドルは「顔がいい」だけではトップを取れない。それを体現しているのが彼女だと思った。
あと聞くところによると、彼女はよく泣くらしい。辛かったり、感動したり。ことあるごとによく泣くらしい。あと、握手会で来てくれたファンが嬉しくて泣いたりもするらしい。
しかも、その姿が全くあざとくなく、実に自然体らしい(実際に行った友人談)。なるほど。そーいう姿もファンの心を鷲掴みにしちゃうのね。
秋元康の企画力。演出力。構成力。
そしてやはり、秋元さんの凄さもめっちゃ感じた。その場に来ているファンが何を求めているのか。何をどんな風に見せればさらにハマるのか。全てが緻密に計算されたステージだったように思う。
たとえばアンダーメンバーたちのステージの前に、彼女らのミニドキュメンタリーがスクリーンで流されたんだけど、それがまたよく出来てる。
内容自体はなんてことない、どこかで見たことあるような、グループ内での競争に勝った子、負けた子がそれぞれ努力する姿や、最終的な結果が出たときの想いをインタビューしたものだ。
でも、その映像がそのタイミングで流れる。そこで出来上がった空気の上で、メンバーがステージで歌う。
その絶妙な流れがあるからこそ、ファンは思わず心を掴まれ、中には涙する人も出てくる。
企画の表面だけを見れば、凡庸に見えるかもしれない。でもそれが、絶妙なタイミングで演出され、全体の構成の中で抜群の存在感を発揮する。全てが計算されたステージ。
これが一流のプロデューサーか…と唸らずにはいられないものだった。
おニャン子クラブからAKB48まで
でもそんな秋元さんも、1987年におニャン子が解散してから、新たにAKB48をヒットさせるまでに、20年以上の間があった。彼ほどの力を持ったプロデューサーですら、そうなのだ。
「ビジネスは1勝9敗でいい」と言ったのは、ユニクロの柳井さんだったか。新たに打ち出した企画・プロジェクトが全て当たる、なんてことはまずありえない。
だからこそ「数を出す」必要がある。まさに「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」だ。特に最初の内は、まず数を撃たなければ、当たるものも当たらない。
また数を撃つ中では、同時に「一発の精度」を高めていくことも必要だ。ただ闇雲に、何も考えずに撃ってるだけでもいけない。
数を撃ちながら、一発の精度を高めてゆく。そして結果として、当たる数が増えてゆく。企画がヒットする可能性が高まってゆく。
秋元さんのような超一流のプロデューサーも、そーいうプロセスを経てきたんだと思うと、素直に「俺も頑張ろう」と思えた。1つや2つ、ビジネスで失敗したところで、いちいち凹んで立ち止まってても仕方ないと思った。
人間の根源的欲求は、孤独を和らげることだ。
兎にも角にも、行ってよかった。「乃木坂46なんてよく知らないし…」なんて言って行かなかったら、この貴重な体験が出来なかった。
やっぱりライブは素晴らしい。今まで100回以上、いろんなアーティストのライブに行ってきたけど、ライブ会場というのは、どんな場にも独特の雰囲気があって、何にも代えがたい「熱量」が存在する。
それを「その場に行って全身で感じる」ことは、他の何よりも貴重で重要な体験だと思う。特に、これからはさらにその重要性は増していくはずだ。
特に日本だと、これだけ物質的に満たされた今、多くの人は「耐えがたい孤独感」を感じている。それゆえに、その孤独感をなんとか和らげようと皆もがいている。
エンターテインメントは、その「孤独感を和らげる」のに、非常に大きな役割を果たしてくれる。特に、音楽でも演劇でも、それこそ手品でもいい。生の「ライブ」ほど価値のあるものはない。
実際にライブに行き、ある側面においては同じ価値観を持った人たち(つまりファン)と、共に空間を共有する。それだけで「あぁ、私は独りじゃないんだ」と素朴に思える。これほど価値のあることは、他にそうそうないと思う。
そしてビジネスを営む者は、すべからくそーいう「ライブ感」のある演出を、プレイヤー(アーティスト)とファンが、共に一体となって大きな「熱量」を生み出していく場を創り上げていけるような企画を考えていくべきだと思う。
少なくともほとんどの日本人には、今さら「何がなんでも本当に欲しいモノ」なんて、たぶんそんなにない。「なんとなく欲しいかも?」くらいのモノならたくさんあるだろうけど。
だから、そーいう部分に訴求するビジネスは、すぐに廃れる。消えてゆく。目新しいモノにすぐに喰われてしまう。
でも「孤独感を和らげてくれる」という部分に訴求できるビジネスは、かなり強い。なぜなら「孤独の解消」は「現代人の根源的な欲求」だから。
理想は、最低月1で「ライブ」に行くこと。
乃木坂46のライブを通じて、そんなことをいろいろ考えた。そしてライブ後、一緒に行った友人4人と飲み食いしながら談義をし、さらに見識を深めることもできた。
できれば毎月1回は、何かのライブに行きたいね。別に音楽でも何でもいいから。ライブから学べることほど価値あるものは、少なくとも今はないと思ってる。
そして乃木坂46のライブも、また行ってみたい。白石麻衣は元々結構好きだったけど、昨日で西野七瀬と、あと生田絵梨花も好きになった。他にもいいなと思う子は何人かいたけど、まだ名前が覚えられない(苦笑)
生田さんはピアノを弾いてたんだけど、そのときの彼女が醸し出す空気感は素晴らしかった。顔がちょっと堀北真希に似てる(と僕は思う)んだけど、ライブのステージでピアノを弾きながら歌う彼女は堀北さん以上に美しかったね。
ライブとは「LIVE」。つまり「生きる」こと。生々しい「生の足跡」を間近で感じることほど、心を揺さぶるものはないね。
そして可愛い女の子は正義。そんな女の子たちが頑張ってる姿はもっと正義だ(笑)